ブランディングを感角で

言葉ひとつ、細部のひとつひとつが、印象を残します。

でも、もしその印象が少しでもずれていたら、そこから疑いが芽生える。

私たちのミッションは、
お客様のニーズに応える
コミュニケーションで
価値を創造します。

……胡散臭い?

こういう言葉、
見覚えがあるはずです。

チラシに。ウェブサイトに。プレゼン資料に。

会社の発する言葉は、文法的には正しく、礼儀正しく整っていることが多い。けれど、何かが引っかかる。

内側の意図と、外側に出ている言葉が噛み合っていないときに生まれるものです。

その違和感が「ズレ」です。

私は、そのズレを「言葉」にします。

感角ブランディングでは、まずはその文に向き合い、お客様と一緒に静かに考えます。

どこからその違和感が生まれたのかを理解するために。

例えば
キャッチコピー

失敗をすべて成長の
機会に変えます

一見すると、立派です。
けれど、読み返すと…

違和感を感じられますか?

妙に滑らかすぎです。

本当に失敗から学んでいる会社は、わざわざ言葉にしなくても、行動で示しているはずです。

この文章は謙虚さを「演じて」いて、本物を「見せて」はいないのです。

この場合、お客様と一緒に、謙虚さを言葉として成立させるための4つの要素を探します。

失敗そのもの、対応、修正、そして結果。それらは報告書や数字、日々の小さな記録の中にすでに存在しています。

ただ、スローガンに覆い隠されて見えなくなっているのです。

では、それをどう伝えるのか。

もしお客様が目にするのがプレスリリースではなく、社内ブログの片隅に置かれた素朴な記事だったら?

写真も、広告用ではなく記録用の一枚だったら?

その小さなページの方が、壁に掲げられた立派な言葉よりも、ずっと誠実さを伝えるのではないでしょうか。

この例から導かれる実行案

  • 失敗と改善の記録を社内で積み重ねる。
  • その一部を、サイトの目立たないページで自然に公開する。
  • 写真や文章は「広告」ではなく「証言」として残す。

謙虚さは演じる・見せるものではありません。守り、積み重ねるものです。

人は体でズレを感じます。言葉にできなくても。

ズレを感じるきっかけは、広告のスローガンでも、ウェブサイトのインチキな高級感でも、プレゼン資料の画像でも構いません。

形は違っても、私がやることは同じです。
ズレから来る違和感を見つけ、意図をたどり直し、言葉を本来の姿に整える。

例えば
プレゼン

 地元の野菜を無駄にせず、
だれでもスマホから
買えるようにしたい

誠実に聞こえるのに…
なぜ、説得力がないのか?

耳に心地よい、借り物の言葉もなく、ただの願いのような一文。

けれど、「願い」のままでは現実には届きません。

実際に人がどう買い、どう分け合い、どう余らせているかが描かれていないため、空想に聞こえてしまうのです。

この場合、お客様と一緒に「現実との接点」を探します。

多くの場合、経営者は ペルソナ をつくります。

「理想的な顧客像」という安全な想像の相手。

けれど、それは推測にすぎません。必要なのは、実際の人を招き入れることです。

では、どうするのか。

大げさなアプリ開発ではなく、スマホ上のクリックできる簡易プロトタイプ。

そしてそれを、いちばん不向きに見える近所の人に試してもらう。

ためらい、戸惑い、失敗。その過程を聞き取り、次にどう直すかを示す。

その瞬間、経営者は「希望」を語る人ではなく、「誠実さを証明する人」になります。

では、投資家が見るスライドが、もし架空の笑顔ではなく、この成長の軌跡だったら?

磨かれた言葉ではなく、一貫性と責任を背負った姿を映していたら?

人は、デザインよりも人間性に信頼を寄せるはずです。

この例から導かれる実行案

  • ペルソナのスライドをやめ、実際の試用記録に置き換える。
  • プレゼン全体を「成長の軌跡」として再構成する。
  • スライドは飾るためではなく、誠実さを支えるために設計する。

プレゼンが試されるのはデザイン力ではなく、人間性です。

この例は結局、経営者が内側に語り続けていた物語と、投資家に対して外側に語っていた物語との間に生じるズレについての話でした。

ズレが場所の雰囲気についてだったら… どうなるでしょう?

例えば
ウェブサイト

私たちのベーカリーは、
洗練されたパリ風の
エレガントなお菓子を
お届けします

サイトの言葉は、「パリ」。
実際に店に入ると?

言葉はエレガントで、パリを思わせます。けれど店に入ると、違う景色が広がります。

でこぼこのパン、漂う小麦粉の香り、少し古びた木の棚。その素朴さが、店を生き生きと見せています。欠けているのは「上品さ」ではなく、言葉と現実の種類の違いです。

この場合、店主と一緒に「すでに語っているもの」を見つけます。

棚、香り、手触り。そこにこそ店の声がある。パリを借りる必要はありません。

実際、フランスでもパン屋に入れば小麦の匂いがする。フランスらしさとはロゴやスローガンではなく、パンと向き合う誠実さです。

だからウェブサイトにはこう書けます。

「朝には、パンを焼く。午前には、季節の果物のケーキを作る。試しに来ませんか?」
これは宣伝文句ではなく、体験そのものです。

この例から導かれる実行案

  • 店に入ったときの感覚を、そのまま言葉に置き換える。
  • 写真は演出ではなく、記録として扱う。
  • 「フランスらしさ」は借り物の言葉ではなく、手仕事の誠実さで伝える。

そうすれば、サイトの印象が、すでに店に根づいている本物の体験とつながります。

… それぞれのズレを感じられましたか?

企業のスローガン、投資家向けてのプレゼン、町のパン屋のサイト…

一見関係のないものが、実は同じ問題を抱えていました。

「意図」と「言葉」の
 ズレから生まれる
 違和感です。

感角ブランディングで私がすることは、その違和感を言葉にし、元の意図にたどりつくこと。

そして、あなたと共に、その意図を正直さと一貫性のある言葉を、すっと伝わる言葉にしていく。

その結果はシンプルです。

あなたと、あなたの
お客様の両方にとっての
「明快さ」です。

私について

マッテオ

マッテオ

マッテオです。

イタリアで育ちました。そこでは沈黙は稀で、言葉が絶え間なく飛び交っていました。

生き残るために、表に出る言葉だけでなく、その裏に隠れているものを聞き取る術を覚えました。

今は日本に暮らしています。ここでは、沈黙そのものが言葉を持っています。

何も語られない場で「空気を読む」ことを学びました。

言葉が示すもの、隠すもの、沈黙そのものが伝えること。

そのすべてを感じ取ることが、今の私の仕事につながっています。

私が提供するのは「外国人の視点」ではありません。

 すでに感じているのに、
あなた自身が
まだ言葉にしていない
 真実を伝える角度です。

「ズレ」を理解?
  何のため?

ズレは目に見えない。
なのに、影響があります。

このままだと  
もったいない…

広告での失敗

  • 「!」が並ぶだけで、新しい人がなぜ関心を持つのかが抜けているチラシ。
  • 店主の気持ちだけで書かれ、顧客視点が抜け落ちたキャンペーン。
  • デザインは整っているのに、翌日には誰も覚えていないポスター。
  • 「グランドオープン」とだけ言って、近所の店とどう違うか説明していない広告。

 つながりを生むか、
 相手の時間を無駄にするかの
 どちらかです。

 広告は中立ではありません。


ウェブサイトでの失敗

  • 工房の空気感こそ信頼につながるのに、無機質な製品写真だけを並べる職人のサイト。
  • 「親身に話を聞きます」と言いながら、人の姿ではなく空の机しか載せていない法律事務所。
  • 「安心感」を狙って無難な色に逃げ、患者と向き合う誠実さを隠してしまうクリニック。
  • 伝統を語りたいのに、細部を磨きすぎて本当の伝統が消えてしまった老舗。

ウェブサイトは
 静かに失敗します。

 リンク切れではなく、
 訪れた人が
「関係を始めない」と
 選んでしまうときに。


プレゼンでの失敗

  • データをスライドに詰め込みすぎ、要点が伝わらない報告書。
  • 情熱はあるのに、退屈な資料で台無しになるNPOの発表。
  • 実際に何をしているのか最後まで見えない、起業したい経営者の自己紹介。
  • 完璧に練習したのに、質問一つで崩れてしまうマネージャー。

 問題は「声」と「資料」と
「メッセージ」が
 揃っていないこと。

プロの磨き方だけでは
 足りません。

正しく伝わることの
大切さ

心から初めて感じた、本音の伝わりやすさ。

あなたも知っているはずです。

響かないメッセージに触れたときの、あの説明できない違和感を。

それを飲み込んでも消えることはなく、やがて相手の意思決定を左右します。

違和感から生まれる判断は、信頼をつくることはできません。

距離を生み出すだけです。

「ズレ」に気付かないままでいるのは、危険です。

初回の感角ブランディングは、2時間の対話から始まります。

お茶を飲みながら、あなたの資料を一緒に眺めます。
言葉を読む。沈黙を聞く。デザインやトーンを感じる。
私が見つけた違和感を伝え、あなたの直感と照らし合わせます。
それを繰り返すことで、修正できるものは直し、不要なものは捨てていきます。

まずは、2時間で「ズレ」に気付きましょう。

相談可能な日程をいくつかお送りいたします。